こんにちは!M2 のかびです。
私の指導教員から研究室のブログ記事を書くことを勧められました。
しかし私が所属する研究室では、学会等での発表や受賞以外の投稿を行っていませんでした。
さらに他の研究室ブログも見たことがなく、どのようなことを書けばよいか見当もつきませんでした。
そのため、今回は研究室ブログ記事の例についてまとめました。
研究室ブログ記事を書く方のご参考になれば幸いです。
研究室ブログの前例
私たちは巨人の肩の上に立って研究をしています。
研究室ブログ記事で記述することも前例を見て、見習っていきましょう。
私が「研究室 ブログ site:*.ac.jp」と Google 検索して、その結果を上から順に並べてみました。
※ 名古屋工業大学の研究室が多く上位に来たのは SEO が上手いのか?近くの誰かがよく調べているのか?
結局は百聞は一見に如かずなので、自由に以上のリンクや検索をしていただき、大まかな雰囲気を掴んでみてください。
(この記事も研究室ブログ記事なのですが…)
研究関連のブログ記事の例
研究室の成果
王道の内容としては、研究室の成果について書くことです。
学会発表や受賞、特許の獲得、他の機関や企業との連携などの報告を行いましょう。
成果は研究室の状況が把握できるわかりやすい指標なので、忘れず更新することが大事です。
研究紹介
自身が携わっている研究の一般向けの詳しい説明の記事はおすすめです。
研究内容のページを用意しているホームページは多いです。
しかし、研究テーマについて「<ある分野>に関する研究」というようなタイトルとその分野に関する数行の説明と解決策しか書いていません。
そのため、研究分野に精通していない方は分野について何となくしか理解することしかできなかったり、逆に研究分野に精通している方にとってはどの部分で貢献しているのか分かりにくかったりします。
よって一般向けの詳しい説明の記事として書くことで、分野に精通していない方は研究内容に対する理解が深めることができます。
また精通している方にとっても、研究室の動向を知りたいときに便利だったりするでしょう。
研究の裏話
他にも、研究を進める中での裏話について書くとよいでしょう。
研究の過程だけでなく、論文採択や発表時、発表後などのことについてもぜひ書いてみましょう。
例えば論文作成の裏側には様々な苦労話が隠されています。
著者は何度も失敗や修正を重ねながら、最終的な論文を完成させるまでに多くの努力を重ねています。
データ収集や実験の困難さ、レビューアからのフィードバックへの対応など、論文採択までの過程には多くのハードルがあります。
また、研究室内では共同研究者や指導教員との軋轢、メンバー間の競争意識など、人間関係の問題にも悩まされることもあると思います。
学会発表の際も、発表準備の大変さやミスへの対応に苦労することがあります。
更に、論文が公開された後も、予想外の反響や批判的なコメントへの対応に頭を悩ますこともあるでしょう。
これらの経験は他の研究者にとって貴重な学びの機会にもなるため、表面上見えない研究の裏側には、記事として貴重な価値があります。
参考までに、以下は私が「論文 裏話 site:*.ac.jp」で検索して見つかったものを上から並べています。
学会発表の様子
学会の発表の様子を書く記事もあります。
学会の概要、発表の内容だけでなく、感想・意気込みや学会会場や現地の様子、思い出の写真なども書くと、読み手も学会の雰囲気を知ることができてよいです。
研究室内の行事に関する例
研究室には進捗報告会やゼミだけでなく、歓迎会や大掃除のような様々な年間行事があります。
このような記事を書くことで、研究室の雰囲気を知ることができます。
その他の具体的な例
ここでは研究に近い記事の例をいくつかあげました。
しかしその他にも、院試のための勉強方法、大学院生の就職活動など研究から少し離れたことや日常生活について話している記事も多くありました。
(寧ろそのような記事の方が多かったです。)
- アドバイス系
- 院試のための勉強方法
- 研究テーマの決め方
- 研究室選びの極意
- インターンは行くべきか?
- ある事柄に対する説明
- 学会で何しているか?
- 卒論・修論とはなんなのか?
- ゼミとは?
- AI とは?
- 日常生活系
- 季節の移り変わり
- 異常気象
- 今思っていること
- 研究室の備品の追加
- 学生の雰囲気
- 先輩へのインタビュー
- 研究室に入るべき理由
- 在籍者が語る oo 研の凄いところ 5 選
おわりに
研究室ブログ記事で書くことの例をいくつか挙げました。
研究室のブログ記事ということでお堅いものが多いかと思っていました。
しかし学生がメインで運用しているところが多く、投稿時期に研究室や自身に起きたことを数行から数十行のみで書いていることがほどんどでした。
結局は、研究室ブログ記事は研究室の雰囲気を知りたい方が見ることが多いと思いますので、自身の研究室で起きたことを自由に書きましょう。
(記事を書く時には、非公開情報の記述や所属機関の規則などにも十分に注意して下さい。)
おまけ
記事執筆時のポイント
いくつかの研究室ブログ記事を見てきて、個人的に感じた記事執筆に関するポイントを書いていきます。
個人的に一番大切だと思っているのは「雰囲気がわかること」です。
以下を気を付ければ、良いと思います。
- 書き出しは名前を書こう
- 例:こんにちは M1 の山田(ニックネームでも可)です。
-
画像・動画や資料をたくさん入れよう
- 文字以外の情報を入れることが一番雰囲気を知ることができたので一番重要だと思いました。
- 指導教員や共同研究先で許可されていない内容を書かない
- 筆者以外の個人情報を公開しない
- 誹謗中傷しない
何のために研究室ブログを書くのか
何のために研究室ブログを書くのかについては、憶測も含むのですが以下のメリットがあるのかなと思いました。
- 研究室選定中の学生
- 研究室の研究内容や雰囲気の把握
- 大学や国の機関
- 研究室の貢献度の参考
- 企業
- 共同研究
- 就職活動の選考材料
- 一般の方々
- 研究室の研究内容の理解
利用物
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